「はたらいて、笑おう。」をビジョンに掲げるパーソルグループのパーソルビジネスプロセスデザイン株式会社(東京都港区、代表取締役社長:市村和幸、以下「パーソルビジネスプロセスデザイン」)は、「福井県嶺南地域における行政施設VPP*リソース可能性調査」(以下「本事業」)を、2023年度に引続き2024年12月に受託、スマートエリア構築や再生エネルギー等の利活用促進に向けた支援を実施し、この度調査報告を行ったことをお知らせします。
VPP(Virtual Power Plant:仮想発電所)とは電気の需給バランスを保つため、家庭や企業、工場などの太陽光発電システムや蓄電池といった小規模な発電機能やネガワット(節電した電力)などを「リソース」として、あたかも発電所のように有効活用する仕組みのこと。
福井県では、嶺南地域を中心に原子力をはじめ再エネを含む様々なエネルギーを活用した地域経済の活性化やまちづくりを目指すことにより、人・企業・技術・資金(投資)が集まるエリアの形成を図る「嶺南Eコースト計画」を推進しています。
https://www.pref.fukui.lg.jp/doc/dengen/shinkeikaku/suishinkaigi_d/fil/1_keikakugaiyou.pdf
計画の中で、便利で災害に強く、環境にもやさしいスマートエネルギーエリアを嶺南地域に創出することを目指し、スマートハウスや公共施設、EV等をまとめて制御する嶺南地域全体でのVPP構築を進めています。
パーソルビジネスプロセスデザインは本事業において、嶺南地域に位置する行政施設に対して、主な電力設備に関する調査を実施しました。VPPリソースとしての可能性を評価するとともに、前年の調査から蓄積してきたデータをもとにした傾向分析を行い、VPPリソース拡充に向けた取り組みについて提案しました。これらの調査・提案によってVPP対象施設を増加させることで、スマートエリアの実現に貢献します。
パーソルビジネスプロセスデザインの支援内容
パーソルビジネスプロセスデザインはこれまで10年以上にわたり、環境・エネルギー領域において、民間企業や自治体の事業推進におけるプロセス設計・構築・運用改善から事業企画・営業企画等、幅広い分野の支援をしています。そこで培った課題解決力やプロジェクト推進力、総合人材サービスとしての人材力を活かし、嶺南地域におけるVPPの構築にむけた支援を実施しました。
具体的には、自治体の目指すビジョンに沿った調査項目を策定し、県の定めた基準により選定された施設に対して「施設ごとにどのような設備があるか」「どのような電力の使われ方をしているか」などの調査を行いました。環境・エネルギー領域の専門知識を基に、各施設の事業特性に応じた電力需要の調整方法を提案し、取り組み事例の紹介を行うことで、VPPリソースの拡充に寄与しました。
今後も、環境・エネルギー領域の課題を抱える民間企業や自治体に対する事業支援を通じて、地域全体でのエネルギー利用の最適化に繋がる仕組みづくりを支えていきます。
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