~ システム導入・利用に伴う作業を代行し、教員の業務負担を軽減~
■ 学校現場における課題
働き方改革に向けた取り組みが進むなか、教員の勤務時間は減少傾向にあるものの、1か月の残業時間が45時間以上に相当する教員は中学校で77.1%※1に上ります。文部科学省が掲げる「将来の残業時間を月20時間程度に減らす」という目標との乖離も大きく課題となっており、更なる業務効率化に向けて教育DXの推進が急がれていますが、システム導入時の作業負担や心理的負担が高いハードルとなっているのが現状です。
※1 文部科学省「教員勤務実態調査」:https://www.mext.go.jp/content/20240404-mxt_zaimu01-100003067-2.pdf
■ 「オンライン試験実施支援サービス」の概要
ClaCroの「オンライン試験実施支援サービス」は、「問題の作成・採点」「成績処理」などをデジタル化し、システムでは補えない部分をパーソルビジネスプロセスデザインの担当者がサポートします。
システムに苦手意識の高い教員も必要最低限の作業のみで利用することが可能で、教員の業務負担を軽減し、教員が本来専念したい「新しい授業の探求」などに取り組める環境の構築を支援します。
問題搭載・試験設定
作成したテスト問題のシステムへの搭載作業を、パーソルビジネスプロセスデザインが代行するため、教員は最低限の作業(問題の用意と内容の確認)で試験を実施できます。
記述式問題の採点サポート
記述問題はシステムによる自動採点が難しいため、パーソルビジネスプロセスデザインが目視で採点します。教員は文章で回答する論述問題のみ採点していただきます。
例)正解が「青」の場合
全角カタカナの「アオ」、半角カタカナの「アオ」、文字の間にスペースが入った「あ お」などを正解に修正する作業
テスト結果の加工
システムから出力したデータ(点数や正解率)を教員が成績処理を行いやすい形式(大問別・観点別の点数表など)に加工します。
アカウントや登録や各種詳細設定
システム利用開始時に必要なアカウント登録をパーソルビジネスプロセスデザインが代行し、クラス分けの設定や転入生の追加など細やかな対応も行います。また、各種問い合わせの専用窓口(電話・メール)を設置し、教員の要望に応じて作業を代行します。
<「オンライン試験実施支援サービス」を利用した教員の声(長崎県佐世保市の中学校で実証実験を実施※2)>
- サポートが手厚いおかげで問題なく実施することができた。自分は確認作業だけで他の設定等はすべてやっていただけるので面倒だと感じなかった。
- すべての問題を見る必要がなく、ページをめくる必要もないため普段3時間程かかる採点が1時間以内で終わった。
■ システム導入にかかるユーザーの負担を約80%削減
ClaCroの「オンライン試験実施支援サービス」導入において、ユーザー側で実施するのはシステムのインストールのみで、「各種セットアップ」「アカウントの登録・設定」「データの移行」といった作業はすべてパーソルビジネスプロセスデザインが代行します。これにより、一般的なサービスと比べて、システム導入にかかるユーザーの負担を約80%削減※3します。
※3 自社調べ
■ 今後の展望
今回提供する「オンライン試験実施支援サービス」を皮切りに、今後、「校務支援サービス(2026年度提供開始予定)」「学校業務支援サービス(2027年度提供開始予定)」など教員に向けたBPOサービスを拡充し、学校現場への普及促進を図ることで、教員の残業時間の20%削減を目指します。- オンライン試験実施支援サービス:テストのオンライン化をアウトソース
- 校務支援サービス:学校内の事務作業をアウトソース
- 学校業務支援サービス:人の手が必要な業務をアウトソース
〇「ClaCro」オンライン試験実施支援サービスについて https://www.persol-bd.co.jp/service/bpo/clacro/
24年12月には実際のシステムを使用したデモをご覧いただけるウェビナーを開催予定です。詳細はサービスサイト内にてご確認ください。■ パーソルビジネスプロセスデザイン株式会社について<https://www.persol-bd.co.jp/>
パーソルビジネスプロセスデザイン株式会社は、プロセスデザイン力や組織・人材マネジメント力、人材育成力の3つの力に、AIなどのテクノロジーを掛け合わせ、お客様の課題に寄り添ったBPOサービスを提供しています。「あらゆる仕事と組織を革新し、より良いはたらく環境があふれる社会をつくる」をミッションに掲げ、組織が目指す未来を実現し、はたらく人が活躍できる社会づくりに貢献してまいります。パーソルグループは、「はたらいて、笑おう。」をグループビジョンに、人と組織にかかわる多様な事業を通じて、持続可能な社会の実現とSDGsの達成に貢献していきます。