「自分の”はたらく”は自分で決める。」多様なキャリアを実現できる会社の人事として。
  • クロストーク(人事)

「自分の”はたらく”は自分で決める。」
多様なキャリアを実現できる会社の人事として。

安井 健

安井 健

MASARU YASUI

入社年月:2014年4月 中途入社

人事企画、労務、採用、人材開発など全社の人事を管掌。

菅野 美幸

菅野 美幸

MIYUKI KANNO

入社年月: 2009年4月 新卒入社

全社の新卒採用とコーポレート部門の中途採用を管掌。

添田 諒平

添田 諒平

RYOHEI SOEDA

入社年月:2007年4月 新卒入社

全社の人事領域で人事企画、人材開発を管掌。

3社統合に伴い、会社の根幹を担う人事はさまざまな変化に柔軟に対応していかなければなりません。今回はそんな変革期において、社員やこれから出会う未来の仲間たちのために、人事部門を先導している3名の責任者を集めてインタビューを実施。新会社への想いや就活生の皆さんへのメッセージを熱く語ってもらいました。

インタビュー画像1

人事の役割は会社のミッションやビジョンを形にし、
組織に浸透させていくこと

それぞれの役割・業務において特に意識していること、大事にしていることは何ですか?

菅野

採用において最も重要なのは、会社のミッションやビジョンに共感していただき、一緒に会社を担っていける仲間を採用することだと思っています。そのために日頃から大事にしているのは、私たちが何のためにこの事業を行っているのか、何のために存在しているのかを発信していくことです。説明会やイベント、面接の際などに学生の皆さんには「何をしているか」だけではなく、「何を実現するためにこの会社が存在するのか」まで伝えることで、私たちの想いや大切にしていることに共感していただきたいと考えています。

添田

私は人事制度設計、人事施策立案をメインで担当しており、「経営がどこを目指しているか」を反映し、それが伝わるよう意識しています。人事の施策は良い方向にも悪い方向にも影響する可能性があるため、経営の考え、社員の受け取り方の両方を意識しながら決めていかなければなりません。一方で、それだけを意識しすぎてしまうと、中途半端な施策になってしまうこともあるため、「人事としてどうしたいか、どうしていくべきか」という意志もしっかり反映するように心がけています。

安井

社内ではビジョンや事業戦略を実現するためのパートナーとして、企業成長を人事領域から加速させる一方で、社員の声に耳を傾けはたらきやすく、はたらきがいが得られる会社であることの双方をバランスよく実現することを大事にしてきました。
社外、特に求職者に対しては、会社と個人が相互に共感し入社してもらえるよう、情報開示と対話を重視しています。また、人材業界のリーディングカンパニーとして、他社のモデルやサービス化できる取り組みや施策を生み出していくことも大事だと考えています。

インタビュー画像2

新会社として新たなスタート、大きなチャンス

今、みなさんが「課題に感じていること」は何ですか?

菅野

今回、まさに3社が統合されて新会社となったことで、「認知ゼロ」からのスタートとなります。採用において会社の知名度は応募を判断する要素にもなるため、すでに大きな課題だと感じています。私たちがどういう会社なのかを理解してもらうために、認知の向上は重要なテーマの一つですね。
しかしその反面、新たなブランディングができるまたとないチャンスでもあるので、私たちの会社のブランドを改めて自分たちで築いていけることにワクワクしている自分もいます。例えば、新しいホームページでは何を伝えるのか、説明会では何を伝えていくか――。新たなチャレンジの機会が目の前にあるので、日々楽しみながらこの課題に向き合っています。

添田

3社統合にあたって、各社人事の皆さんとは「人事制度をどうしていくか」「研修コンテンツをどうするか」などいろいろな議論を重ねています。当然ですが、歩んできた歴史や背景、大事にしたい価値観などそれぞれ少しずつ異なるため3社で意見をすり合わせるのはかなり大変な取り組みです。土台をしっかりそろえてからでないと、なかなか議論が進まないんですよね。

菅野

同じグループ会社とはいえ、見てきた景色が全然違いますからね。

新会社として、新たな組織を創るのは難易度が高そうですね。解決策としてはどのように考えていますか?

添田

これを解決するには、もう絶対的にコミュニケーション量が必要だと思っています。それぞれが関心を持って合流するメンバーと向き合い、背景を真摯に理解することがとにかく大事だと考え、対話する時間を増やしました。特に安井さん、菅野さんとは密にコミュニケーションを取っていますね。

安井

そういったコミュニケーションの場で対話を重ねるうちに、想定していたよりも3社が大事にしている価値観が近いことを感じています。

添田

人を大切にすること、人の成長を大事にするところは共通する価値観ですね。

安井

さまざまな違いはありますが、人を中心に据えた経営や事業を行う思想が同じであるからこそ、各社の持つ個性を活かしながら早期に新たな価値を生み出していける手応えを感じており、今からとてもワクワクしています。

インタビュー画像3

変化に強く長期的に存続できる会社にしていきたい

皆さんが思う「理想の会社」について教えてください。3社が統合し新会社になりますが、人事という立場から会社をどうしていきたいですか?

安井

BPOはまだ未成熟の業界であり、今後はよりマーケットが拡大し価値が大きく向上していくと考えています。新会社は、このBPO業界そのものの価値を高められるリーディングカンパニー的存在になっていきたいですね。そのために人事領域では、この業界のモデルケースに成り得る先駆的な人事施策の実装や、それらの施策をサービス化し顧客にも提供できるように仕掛けていきたいと考えています。

また、約2万人の社員を抱える会社になりますので、多種多様な人材がこの会社で活躍できる環境をつくることで、変化に強く長期的に存続し成長できる会社にしていきたいですね。

添田

まずは、3社統合しBPO業界のナンバーワンになること。安井さんがおっしゃる通り、BPO業界はポテンシャルのある業界です。「こんな会社、こんな業界で活躍したい」と皆さんに思ってもらうためにも、人事として魅力的な場づくりをしていきたいと思います。

また、ただ規模が大きいだけではなく社員がイキイキとはたらくことができる文化を作ること、それを打ち出していく事も大切だと思っています。「パーソルビジネスプロセスデザインの社員はいつもイキイキとしているよね」と思ってもらえるような会社にしたいですね。そのために、人事制度・施策において多様性は欠かせません。ライフイベントに応じていろいろなはたらき方が認められ、仕事も人生も充実させることができる――。そんな制度を作っていきたいです。

菅野

BPO業界のリーディングカンパニーとして存在していくために、人材採用領域として何ができるのかを考えながらお二人の話を聞いていましたが、やはり私たちの掲げるミッションに共感してくださる方を採用することが大切だと感じました。「理想の会社」を目指すうえでも、私たちの想いに共感し、ともに取り組んでいける仲間を採用していくことができるか。そこが大切だと感じます。

また、私たちを知ってもらえるように私たちの事業や人の魅力はもちろん、課題もしっかりと伝えていく必要があると思っています。求職者の知りたいことを把握し、会社の情報を積極的に発信していく。一方的ではなく双方向な関係性を築いていきたいですね。

企業だけでなく、業界や社員への影響も考えながら向き合われているんですね。では、みなさん個人としてはどのようなはたらきや役割をしたいですか?

菅野

私はマネジメントをするときにずっと心掛けていることがあります。先ほどの多様性の話とも結びつくのですが、どんなメンバーでも、その方の良さを最大限引き出し、やりがいや活躍できる場をつくれる人でありたいと思っています。例えば、業務でなかなか価値発揮ができていない方がいた場合、どうしたらそのメンバーと組織がフィットするのか、接続点を見つけ出す視点を大切にしたいと考えています。社員のやりたいことや強みと仕事のミッションを「接続する人」として後輩たちに接していきたいですね。

安井

以前行った“ワクワク感”の研究で、少し先の未来に期待が持てた時にワクワク感を感じられ、また、そう感じることが仕事や人生をより豊かにできるとの結果を得ました。一緒に仕事をする方々に少しでもワクワクする機会を提供し、仕事を通して携わる方々の“はたらく”がより良いものになるような、そんな存在でありたいと思っています。

添田

最近、心理的安全性の大切さをあらためて感じています。実は私自身、少し前に結構大きな失敗をしてしまったんです。「絶対に怒られる」と思いながら上司に報告したのですが、上司は即答で「大丈夫」と、まず一言。そして、それからすぐにどうやってリカバリーするかを一緒に考えてくれました。致命的なミスをしてしまったので動揺を隠せませんでしたが、その接し方をされて、救われる思いでしたね。当然反省しつつも、またチャレンジしたい、という思いになりました。この出来事から、失敗に寛容な組織では挑戦しやすいことをあらためて感じました。「添田さんがいるから頑張れる」と思ってもらえるような存在でいたいなと思います。

インタビュー画像4

ワクワクしながら一緒に
新会社をデザインしていきたい

皆さん個人としても、ビジョンを持たれながらはたらかれているんですね。では、新入社員にはどんな成長をしてもらいたいと考えていますか?

安井

まずは多種多様な経験をして、自分がどういう人間で、どうありたいかを見出していただきたいですね。新たな経験に対し先入観を持たずに、目の前の仕事に素直に取り組み続けるなかで、仕事を知り己を知りながら、自分らしい成長を見つけていってほしいなと思っています。

菅野

新しい目線で新しい会社を見てもらい、「もっとこうしたらいいのに」と気づいたことをどんどん改善提案してほしいです。この気づきを不満に終わらせるのではなく、どうしたらもっと良くできるか?の視点を持って改善する積み重ねが、プロセスデザインにもつながっていきます。新鮮な目で課題を見つける力を発揮してもらえたら嬉しいですね。

添田

私も安井さんの多種多様な経験をしてほしいという意見に賛成です。一方で、目の前のことをしっかりとやり切ってコツコツ成功体験を作って、一つの軸を作っていくことも大事だと思います。軸ができると、それを応用し、軸を広げていけるようになります。私は、もともと人事ではなく専門職として当社に入社しました。当時は人事になるとは全く想定していなかったのですが、目の前のことを一つひとつ解決し、成果を上げていくうちに声をかけていただいたんですよね。今の仕事はとても楽しいですし、そういう成長やキャリアもあっていいなと思っています。

最後に、「未来の社員」に向けてメッセージをお願いします。

安井

新会社は統合により一層多様な人材が集い、多彩な仕事を有する会社となります。多くの人や機会にあふれ、日々新たな発見が得られる刺激的な会社になると想像しています。

多様な選択肢が得られる会社であるからこそ、みなさんには自身のビジョンを持っていただきたいです。人生において自分が大切にしたいものは何か、どうなりたい、どうありたいのか。そして、それがこの会社でどのように実現できるのか。就職活動や仕事を通して、この会社ではたらく価値を見出していってほしいです。

添田

はたらくことにどことなくネガティブな印象を持っている人も多いかもしれませんが、仕事を通してはたらくことの楽しさを感じ、ポジティブなものにしていただきたいなと思います。予想外の出来事があっても、それを乗り越えていく事にワクワクしながら一緒に新会社をデザインしていきたいなと思っています。

菅野

パーソルグループには「自分の“はたらく”は、自分で決める。」という言葉があるのですが、これはみなさんにも意識してほしい言葉です。どんなことをしたいのか、どんな人でありたいのか、そのために何が必要なのか。抽象度が高くても構いませんので、自分にとっての会社選びの軸を持って選択してほしいと思っています。
「自分の軸が分からない」という方は、家族や友達はもちろん、意見が異なる人とも関わり合うことで見つかるかもしれません。就職活動時にやりたいことがはっきりしていなくても大丈夫です。私たちと一緒に見つけましょう!

所属部署・掲載内容は取材当時のものです。