実施の経緯
2020年度から必修化したプログラミング教育。児童1人に1台ずつタブレットが配布され、授業で調べてわかったことをまとめて提出する、連絡帳で児童と先生がスムーズにやり取りをする、など活用が進んでいます。使うだけでなく、「プログラミング的思考」とともにそれらがどのように動いているのか裏側の仕組みを児童に伝えたいという支援要請を受け、実施に至りました。
授業概要
3年生に対しては、アンプラグドで授業内容を構築。4年生は3年生の内容に追加して、タブレットを用いたプログラミング学習ツールを体験。さらに江東区が推進する俳句教育と絡め、プログラミングに関するワードを入れた川柳を考えてもらいました。
授業の内容
授業では以下の内容を扱いました。
プログラミングとは
身近な機械はすべてプログラムが中に組み込まれていることや、自動販売機を例に挙げて、中の仕組みを説明
朝の支度をプログラム化
朝起きてから家を出るまでにやることを、イラストにしたカードを使って並べ替えたり細分化したりすることで、プログラミングとはどういうことなのかを体験
プログラミング学習ツール
迷路に取り組むことで、カードの並べ替えから学んだことがタブレット上ではどのように操作できるのかを実践
プログラミング川柳
江東区が力を入れる俳句教育に絡めて、プログラミングに関連する指定ワードを使って川柳を考える。それをその場で当社コーポレートサイトに掲載する仕組みを見せることで、プログラミングが実社会で活用されている様子を知る
プログラミング川柳
授業後のアンケートより
授業の最後に実施したアンケートで寄せられた、児童の感想です。
- 「プログラミングがこんなに身近なものだとは思わなかった」
- 「迷路をクリアするのは難しかったが、アイコンが動くと達成感があった」
- 「自分も将来はプログラミングの会社に入り、プログラミングの魅力を子供たちに教えたい」
教育現場の課題解決に向けて
パーソルプロセス&テクノロジーは、教育現場の抱える課題に寄り添いながら、多くの小学生にITの楽しさやテクノロジーの可能性を伝える場を提供していきます。
※記事に出てくる名称、内容等は取材当時のものです。