変わらない教育現場での課題
2020年度小学校のプログラミング教育必修化から2年が経過しました。
必修化開始時、教材含め授業の準備が間に合っていないことや内容理解に十分な時間を確保することが難しいといった課題がありましたが、2年間でどのように変化したのでしょうか。
また、現場に携わる教員、保護者はどのように感じているのでしょうか。
現場に寄り添った支援するべく、教育の実態を調査しました。
今回は教員による回答の一例をご紹介します。
小学校のICT教育の実態と課題
約9割の教員が、ICT教育を行うにあたって「課題があると感じている」
・対応できる教員が少ない(男性、60代)
・教員のICT技術に差がある。いつも同じような使い方になってしまう(女性、20代)
・教員の研修機会が少ない(男性、60代)
・教員がICTを使いこなせない(男性、50代)
・教材研究をする時間がない(女性、30代)
約9割以上の教員が、ICT教育をより効果的な学びにするため「教育現場への支援」が必要だと感じている
【教員が求める教育現場への必要な支援】
第1位:「民間IT企業、専門家からの直接的なサポート(69.1%)」
第2位:「実践的なICT教育に関するセミナーの開催(66.7%)」
第3位:「ICT教育マニュアルの配布(66.3%)」
パーソルプロセス&テクノロジーの支援
調査の結果から、
・教員のICTスキルの差
・研修時間の不足
・カリキュラム作成の難しさ
などの課題が多くみられました。
そこでパーソルプロセス&テクノロジーでは、
・教員向け研修
・指導マニュアル提供
・出前授業(プログラミング豊洲北小学校/港陽小学校・ドローン教室)
などの支援を行っています。
「教育現場のIT人材不足」「ICT教育支援の格差」など教育現場の課題に向き合う
パーソルプロセス&テクノロジーは、企業の未来を支える子どもたちのデジタル人材育成を支援することを目的に、教育現場の課題に寄り添ったICT支援に取り組んでいきます。
※記事に出てくる名称、内容等は取材当時のものです。