ポータルサイトとは?
ポータルサイトとは?
ポータルサイトとは、インターネット上のさまざまなページの入り口となる巨大なWebサイトのことです。
「ポータル(Portal)」には、「玄関」や「入口」という意味があり、「Google」や「Yahoo! JAPAN」等の検索エンジンやリンク集なども、ポータルサイトといえます。
総合型ポータルサイトや口コミ型ポータルサイト・地域型ポータルサイト等、ポータルサイトにもさまざまな種類があります。
ホームページとの違い
ホームページとの違い
ポータルサイトと似ている言葉として使われるのが、「ホームページ」です。「情報を発信しているサイト」という意味では同じですが、ポータルサイトとホームページでは、発信している情報量が大きく異なります。
ホームページは、あくまでも個人や企業が自身の商品・サービスに関する情報を発信するためのWebサイトです。
一方のポータルサイトは、ニュースや天気予報といったさまざまな情報を発信することもできる、情報量の多いWebサイトといえます。
そのため、ユーザーはポータルサイトだけで欲しい情報を得ることが可能となります。運営側から見ても、情報がまとまっているポータルサイトのほうが、管理しやすいといえるのです。
ポータルサイトの種類
ポータルサイトの種類
ポータルサイトは、大きく分けて5種類あります。
- (1)総合型ポータルサイト
- (2)口コミ型ポータルサイト
- (3)地域型ポータルサイト
- (4)社内ポータルサイト
- (5)専門型ポータルサイト
順番に解説します。
(1)総合型ポータルサイト
(1)総合型ポータルサイト
総合型ポータルサイトとは、ニュースや天気・地図等、さまざまなジャンルの情報を網羅的にまとめているポータルサイトのことです。
代表的なサイトとして、「Google」や「Yahoo! JAPAN」等が挙げられます。さまざまなジャンルの情報をまとめているので、作成すれば多くのユーザーが訪れるようになります。
ただし、サイトを運営するにあたって膨大な維持費やリソースが必要となるので、資金に余裕のある企業でないと運営するのは難しいでしょう。
(2)口コミ型ポータルサイト
(2)口コミ型ポータルサイト
口コミ型ポータルサイトとは、実際に商品やサービスを利用したり店舗を訪れたりしたユーザーが、口コミを投稿できるようなポータルサイトのことです。
代表的なサイトとして、「食べログ」や「価格.com」等が挙げられます。実際に体験した人のリアルな意見を参考にしたいというユーザーが多いので、運営していくうちに自然とアクセス数の向上が期待できます。
(3)地域型ポータルサイト
(3)地域型ポータルサイト
地域型ポータルサイトとは、その地域に限定した情報のみを取り扱うポータルサイトのことです。
その地域でなにかしらのイベントが開催されていたとしても、情報が分散していると収集するのに手間と時間がかります。各団体がホームページを作成している場合でも、発信している情報がバラバラであれば、根本的な解決にはなりません。
一方、地域型ポータルサイトがあれば、こうした問題をすべて解消することが可能です。その地域に住んでいる人だけでなく、観光に来る人にも情報を発信できるので、地域の活性化にも期待ができます。
(4)社内ポータルサイト
(4)社内ポータルサイト
社内ポータルサイトとは、社内の従業員のみがアクセスできるポータルサイトのことです。新型コロナウイルス感染症の影響によりリモートワークが普及したことで、多くの企業が導入しています。
社内ポータルサイトがあると、社内規則の確認や迅速な情報共有ができ、従業員同士におけるコミュニケーションの活性化につながります。
(5)専門型ポータルサイト
(5)専門型ポータルサイト
専門型ポータルサイトとは、特定のジャンルに特化したポータルサイトのことです。
例えば求人に特化したポータルサイト、結婚式情報に特化したポータルサイトといったものが該当します。
専門型ポータルサイトを作成することで、その目的にあった情報がまとめて一覧表示されるので、そのジャンルに興味関心のあるユーザーに絞って集客できるようになります。
ポータルサイトを作成するメリット
ポータルサイトを作成するメリット
ポータルサイトを作成するメリットは、以下の4つです。
- メリット(1)多くのユーザーにアプローチできる
- メリット(2)情報を管理しやすい
- メリット(3)知りたい情報を得やすい
- メリット(4)広告収入が得られる
それぞれ解説します。
メリット(1)多くのユーザーにアプローチできる
メリット(1)多くのユーザーにアプローチできる
ポータルサイトとホームページの違いは、膨大な情報量を発信できる点にあります。ポータルサイトは多くのユーザーにアプローチできるので、顕在層だけでなく潜在層も集客することが可能です。
メリット(2)情報を管理しやすい
メリット(2)情報を管理しやすい
複数のサイトを運営している場合、発信している情報がサイトによってバラバラのため、運営側からすると管理するのが難しい傾向にあります。
一方、ポータルサイトであれば、サイトに情報が集約されています。そのため、情報の管理がしやすく、手間がかからないのもメリットです。
メリット(3)知りたい情報を得やすい
メリット(3)知りたい情報を得やすい
ポータルサイトは、さまざまな情報が網羅されていたり、リンク集などで外部サイトの情報もまとまっているため、知りたい情報を迅速に得ることが可能です。
また、潜在的に知りたい情報についても得られるので、ポータルサイトだけで情報収集を完結できます。
メリット(4)広告収入が得られる
メリット(4)広告収入が得られる
ポータルサイトでは、広告枠を設けられます。規模がある程度大きくなった段階で広告を掲載したい企業を募集すれば、広告収入を得ることが可能です。
ポータルサイトを作成するデメリット
ポータルサイトを作成するデメリット
ポータルサイトの作成は、メリットだけでなくデメリットもあります。主なデメリットは、以下の2つです。
- デメリット(1)十分なリソースを確保する必要がある
- デメリット(2)作成費用が高い
順番に解説します。
デメリット(1)十分なリソースを確保する必要がある
デメリット(1)十分なリソースを確保する必要がある
ポータルサイトでは、情報を網羅するために日々さまざまな情報を発信する必要があります。また、ポータルサイトは種類も豊富にあり、それぞれ運用方法が異なるので、十分なリソースを確保する必要があります。
ただし、運用については制作会社が用意しているパッケージで対応することも可能です。そのため、自社でのリソース確保が難しい場合は、依頼を検討してみましょう。
デメリット(2)作成費用が高い
デメリット(2)作成費用が高い
ポータルサイトは、ホームページと比較すると非常に規模の大きいサイトとなるため、作成費用が高い傾向にあります。
また、作成してからも維持費や人件費といった運用コストがかかるので、途中で資金が枯渇しないよう、ある程度の予算を確保しておかなければいけません。
テンプレートでの構築やパッケージにすることで、導入から運用までを低予算で実現できる製品やサービスもあります。
そのため、なるべく作成費用を抑えたいのであれば、こうした製品・サービスの利用も検討しましょう。
ポータルサイトの作成方法
ポータルサイトの作成方法
ポータルサイトの作成方法は、以下の2択になります。
- 社内で作成する
- 制作会社に依頼する
社内にポータルサイトを作成できるだけのリソースがあり、エンジニアがいる場合には、自分たちで作成することも可能です。
しかし、ポータルサイトは大規模なサイトであり、手間だけでなく膨大な時間もかかります。そのため、基本的には制作会社に依頼するのがおすすめです。
ポータルサイトを制作会社に依頼する前に決めておくべきこと
ポータルサイトを作成するにあたって、ほとんどの企業は制作会社に依頼することになるでしょう。制作会社にポータルサイトの作成を依頼する際は、以下の点を事前に決めておきましょう。
- 決めておくべきこと(1)作成する目的
- 決めておくべきこと(2)予算
- 決めておくべきこと(3)納品日
それぞれ解説します。
決めておくべきこと(1)作成する目的
決めておくべきこと(1)作成する目的
ポータルサイトを作成することで、多くのユーザーにアプローチできたり、情報が管理しやすくなったりする等の効果が期待できます。
しかし、作成する目的が定まっていないまま制作会社に依頼してしまうと、サイト設計やデザインについて話し合ったときに方針がブレてしまい、自分たちが期待していた効果が得られないリスクがあります。
そのため、「なぜポータルサイトを作成する必要があるのか」まずは作成する目的を明確にしましょう。
決めておくべきこと(2)予算
決めておくべきこと(2)予算
一般的に、制作費用が高いほど機能性やデザインにこだわったハイクオリティなポータルサイトを作成できます。制作費用に応じてポータルサイトのクオリティは大きく変わるので、依頼する前に予算について決めておくのがおすすめです。
決めておくべきこと(3)納品日
決めておくべきこと(3)納品日
制作会社は複数の案件を同時に進めているので、あらかじめ納品日を伝える必要があります。
あまりにも納品日が早いと、追加料金が発生する恐れがあるので、注意が必要です。そのため、特に急ぎではない場合には、担当者と話し合ったうえで納品日を決めるのがベストといえます。
ポータルサイトを制作会社に依頼するうえでの選び方
ポータルサイトを制作会社に依頼するうえでの選び方
制作会社は数多くあるので、「どこに依頼するべきかわからない」と頭を抱える担当者も多いはずです。
ポータルサイトを制作会社に依頼する際には、以下3つの選び方を参考にしてみましょう。
- 選び方(1)これまでの実績があるか
- 選び方(2)納品後のサポートもしっかりしているか
- 選び方(3)担当者と密にコミュニケーションが図れるか
順番に解説します。
選び方(1)これまでの実績があるか
選び方(1)これまでの実績があるか
実績が乏しい制作会社に依頼してしまうと、自分たちが希望していたポータルサイトが納品されないリスクが生じます。
そのため、依頼する前にこれまでの実績があるかどうかを必ず確かめましょう。実績は公式サイトに掲載されていることがほとんどです。
ただし、実績を非公開にしている制作会社もあるので、そのような場合には一度問い合わせてみましょう。
選び方(2)納品後のサポートもしっかりしているか
選び方(2)納品後のサポートもしっかりしているか
ポータルサイトは、納品されてからの運用が非常に重要です。
運用している途中でシステムエラーやトラブルが発生することも十分に考えられるので、サポートが充実している制作会社を選びましょう。
選び方(3)担当者と密にコミュニケーションが図れるか
選び方(3)担当者と密にコミュニケーションが図れるか
担当者と密にコミュニケーションが図れないと、認識の相違が生じてしまい、希望とは異なるポータルサイトが納品される恐れがあります。
そのため、制作会社を選ぶ際には、担当者とコミュニケーションがきちんと取れるかもチェックしましょう。
レスポンスの早さや、コミュニケーション力等を目安に判断するのがおすすめです。
ポータルサイトの作成ならパーソルビジネスプロセスデザイン
ポータルサイトの作成ならパーソルビジネスプロセスデザイン
本記事では、ポータルサイトの基礎知識や作成するメリット・デメリット・制作会社に依頼するうえでの選び方等について解説しました。
ポータルサイトにはさまざまな種類があり、作成することで多くのユーザーにアプローチできたり、情報が管理しやすくなったりする等のメリットが期待できます。
しかし、十分なリソースを確保する必要がある他、作成費用が高い等のデメリットもあるので、注意が必要です。
ポータルサイトを制作会社に依頼するのであれば、作成する目的や予算・納品日等を事前に決めておきましょう。
「ポータルサイトを作成したいけど、どの制作会社に依頼するべきかわからない」という場合、パーソルビジネスプロセスデザインにお任せください。
パーソルビジネスプロセスデザインでは、自治体特化型Webサイト作成ツール(CMS)「元気365」を提供しており、テーマや地域に合わせたポータルサイトの作成および運営を支援しています。
これまで100を超える自治体、NPO法人、企業等のホームページ作成におけるポータルサイト制作と運営支援の実績があり、パソコン操作が苦手な人でも、簡単に扱えるようなシステムを構築しています。
万全のサポート体制を整えておりますので、わからないことがあっても安心です。まずはお気軽にお問い合わせください。