自治体のホームページが使いにくい・見にくい理由とは?改善するためのポイントについて解説!

自治体のホームページが使いにくい・見にくい理由とは?改善するためのポイントについて解説!

自治体のホームページの目的は、行政サービスにおける手続き情報を発信するだけではありません。地域情報を掲載するコミュニティサイトとしての役割もあります。

しかし、ホームページの運用がうまくいっていないという自治体も多いはずです。その理由として、ホームページが使いにくい・見にくいという理由が挙げられます。

そこでこの記事では、自治体のホームページが使いにくい・見にくい理由や、ユーザー満足度の高いホームページにするためのポイントなどについて解説します。

目次

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    自治体のホームページは多くのユーザーが利用している

    自治体のホームページには、その地域における以下のような情報が豊富に掲載されています。

    • 子育て支援
    • 防災や安全に関するお知らせ
    • くらしの相談
    • 食の安全・安心の取り組み
    • 地域情報
    • イベント情報
    • 観光案内
    • スポーツ施設の利用案内
    • 学校教育・生涯学習などの情報
    • 健康情報
    • 介護情報

    また、地域情報を掲載するコミュニティサイトとしての役割もあり、老若男女問わず多くのユーザーが利用しています。しかし、自治体のホームページは情報量が多いので、自分が知りたい情報になかなか辿り着けないというユーザーも珍しくありません。

    そこで、ホームページをポータルサイト化することで、そのような問題を解決できます。

    ポータルサイトとは、ニュースなどのさまざまなコンテンツのリンク集が設置されているWebサイトのことです。各コンテンツへのアクセス性に優れているため、自治体のホームページのような膨大な情報を扱うWebサイトに適したサイトの種類といえます。

    自治体のホームページが使いにくい・見にくい理由

    自治体のホームページは、地域住民にとって必要不可欠な存在ですが、使いにくい・見にくいと感じるユーザーも少なくありません。
    その理由として、以下の3つが挙げられます。

    • 理由(1)コンテンツの量が多い
    • 理由(2)部署ごとにホームページを更新・管理している
    • 理由(3)定期的にリニューアルされていない 

    順番に解説します。

    理由(1)コンテンツの量が多い

    自治体のホームページは、その地域における情報を網羅的に発信しないといけないため、企業が運営しているホームページとは違い、コンテンツの量が非常に多い傾向にあります。

    コンテンツをすべて整理するためには、手間だけでなく時間もかかるので、そのまま放置している自治体も少なくありません。

    その結果、ユーザーは自分が欲しい情報を見つけることができず、使いにくいと感じてしまうのです。

    理由(2)部署ごとにホームページを更新・管理している

    自治体におけるホームページは、発信しなければいけない情報が非常に多く、部署ごとにそれぞれのページを更新・管理しているケースも珍しくありません。その結果、統一感がなく情報が分散してしまうため、全体的に見にくいと思われてしまうのです。

    また、自治体によっては登録団体からの情報更新申請を受けてからでないとホームページを更新できないので、情報の鮮度を保てないといった課題もあります。

    ポータルサイトであれば、一つのサイトに情報が集約されているので、検索しやすくユーザーの利便性が高まります。運用側もコンテンツを管理しやすくなるので、常に最新の情報を発信することが可能です。

    理由(3)定期的にリニューアルされていない

    企業の場合、自社の商品やサービスを認知してもらい、最終的に利益につなげるためにホームページを運営しています。だからこそ、定期的に改修してデザインや操作性にこだわったホームページの運営を心がけています。

    一方、自治体の場合はあくまでもユーザーに情報を与えることを目的としてホームページを運営しており、利益を生むことに重きを置いていません。そのため、ホームページをリニューアルすることの優先度が上がらないのも事実です。そういった背景から、デザインやグラフィックがトレンドとマッチしていないこともあり、ユーザーからは使いにくい・見にくいと思われてしまうのです。

    わかりやすい自治体のホームページ

    ECマーケティング株式会社では、「地方自治体サイトユーザビリティランキング(政令指定都市編)」を作成しています(※)。このサイト内では、「わかりやすい自治体のホームページ」として、上位にランクインした以下2つについて紹介していくので、参考にしてみてください。

    • (1)千葉市
    • (2)浜松市

    (1)千葉市

    わかりやすい自治体のホームページとして1位にランクインしたのが、千葉市です。千葉市のホームページは、トップページのナビゲーションにイラストを用いており、視認性を高めています。

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    ※出典:「千葉市:公式サイトトップページ」

    トップページの他にも、見出しごとにイラストを活用することで、非常に見やすくなっているのが特徴的です。

    ホームページ内には「千葉市生涯学習センター」「子育てナビ」といったポータルサイトもあり、ユーザーは知りたい情報を容易に検索することが可能です。

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    (2)浜松市

    浜松市のホームページは、シンプルなデザインとなっており、ユーザーが調べたい項目ごとに色分けされています。
    また、パソコンだけでなくスマートフォンからでも非常に見やすくなっているのも、高評価できるポイントです。

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    ※出典:「浜松市公式ホームページ」

    ホームページ内には、子育て情報サイト「ぴっぴ」や、浜松・浜名湖の観光情報サイト「浜松・浜名湖だいすきネット」といったポータルサイトもあり、多くのユーザーが利用しています。

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    ユーザー満足度の高いホームページにするためのポイント

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    ユーザー満足度の高いホームページにするためには、以下7つのポイントを意識しましょう。

    • ポイント(1)スマートフォンにも対応する
    • ポイント(2)文字の大きさを調整する
    • ポイント(3)わかりやすい文章を心がける
    • ポイント(4)画像や図を積極的に用いる
    • ポイント(5)カラーを使いすぎない
    • ポイント(6)万全なセキュリティ対策を心がける
    • ポイント(7)ポータルサイトをうまく活用する 

    それぞれ解説します。

    ポイント(1)スマートフォンにも対応する

    最近はパソコンではなく、スマートフォンで自治体のホームページにアクセスするユーザーも増えてきています。
    スマートフォンでアクセスした際に、パソコンと同じ表示画面だと非常に見にくいため、スマートフォンにも対応したホームページにしましょう。

    CMSを活用することで、自動的にスマートフォン対応となるので、おすすめです。

    ポイント(2)文字の大きさを調整する

    自治体のホームページは、老若男女問わず多くのユーザーが利用するため、Webアクセシビリティを意識することが重要です。
    Webアクセシビリティとは、障害者や高齢者の方もWeb上にある情報を入手できるような施策のことを指します。

    文字が小さいと、わかりにくいと感じてしまうユーザーも多いため、誰が見てもわかるような文字の大きさに調整しましょう。

    ポイント(3)わかりやすい文章を心がける

    株式会社サイバーエージェントが調査したアンケートによると、自治体のホームページでわかりにくいと思う箇所について、「文章を簡潔にしてほしい」という回答が多いことが判明しています(※)。

    そのため、ユーザー満足度の高いホームページにしたいのであれば、わかりやすい文章を心がけましょう。

    ※出典:株式会社サイバーエージェント「~デジタルガバメントへの住民ニーズの鍵を探るサイバーエージェントと国際大学グローバル・コミュニケーション・センターの共同調査、第3弾~」

    ポイント(4)画像や図を積極的に用いる

    コンテンツの内容が文章だけだと、ユーザーは見にくいと感じてしまい、途中で離脱する要因にもなります。

    その結果、ユーザーに適切な情報を伝えられないリスクがあるので、画像や図を積極的に用いることを意識しましょう。

    ポイント(5)カラーを使いすぎない

    カラーを使いすぎてしまうと、統一感がなくなり、逆に見にくくなる恐れがあります。

    部署ごとにホームページを更新・管理している自治体も多いので、使用するカラーをあらかじめ決めておくのがおすすめです。

    ポイント(6)万全なセキュリティ対策を心がける

    自治体のホームページを利用したことで、個人情報が抜き取られたりウイルスに感染したりしてしまっては、ユーザーからの信頼を一気に失います。

    その結果、自治体に対する不信感が拭えず、ホームページを利用しないという住民も出てくるはずです。
    そのような事態を防ぐためにも、システムやツールを導入して、万全なセキュリティ対策を心がけましょう。

    ポイント(7)ポータルサイトをうまく活用する

    自治体のホームページが使いにくい・見にくい理由として、コンテンツの量が多くて知りたい情報を探せなかったり、数年以上前のデザインやグラッフィックで操作しにくかったりするなど、さまざまな理由が挙げられます。

    しかし、ホームページ内のポータルサイトをうまく活用することで、情報をわかりやすくまとめることが可能です。

    情報も管理しやすいので、運営側からしても非常にメリットが大きいといえます。

    自治体ホームページでポータルサイトを活用したいならパーソルビジネスプロセスデザイン

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    この記事では、自治体のホームページが使いにくい・見にくい理由や、ユーザー満足度の高いホームページにするためのポイントなどについて解説しました。

    自治体のホームページが使いにくい・見にくい理由として、コンテンツ量の多さや、アクセシビリティに配慮していないことなどが挙げられます。

    ユーザー満足度の高いホームページにしたいのであれば、文字の大きさを調整したり、ポータルサイトをうまく活用したりすることを意識しましょう。

    パーソルビジネスプロセスデザインでは、自治体特化型Webサイト作成ツール(CMS)「元気365」を提供しており、市民活動や生涯学習・子育て支援など、自治体のさまざまなテーマに合わせた地域サービス支援ポータルサイトを提供しています。

    これまで100を超える自治体、NPO法人、企業などのポータルサイト制作と運営支援の実績があり、パソコン操作が苦手な人でも、簡単に扱えるようなシステムを構築しています。

    万全のサポート体制を整えておりますので、わからないことがあっても安心です。まずはお気軽にお問い合わせください。

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