チームビルディング研修のメリットや形式・おすすめの手法などを解説!

チームビルディング研修のメリットや形式・おすすめの手法などを解説!

チームビルディングに取り組むことで、業務に対する従業員のモチベーションが向上したり、コミュニケーションが活性化したりするなど、さまざまな効果が期待できます。

そのため、これからチームビルディングの実施を検討している担当者も少なくありません。そこで重要なのが「チームビルディング研修」です。

しかし、チームビルディング研修についてあまり理解していない担当者も多いでしょう。本記事では、チームビルディング研修を実施するメリットや実施形式・おすすめの手法などについて解説します。

これからチームビルディングを検討している担当者は、ぜひ最後までご覧ください。

目次

    もっと見る▼

    チームビルディングとは?

    チームビルディングとは、それぞれのメンバーが自分自身のスキルや能力を最大限に発揮して、ハイパフォーマンスが実現できるチーム作りのことです。なお、チームビルディングを翻訳すると「チームを作る」という意味になります。

    では、昨今チームビルディングが注目されている理由は何でしょうか?その要因のひとつは、新型コロナウイルス感染症の影響で、多くの企業がテレワークを推進してきたことにあります。その結果、メンバー同士で交流する機会が一気に減り、チームとしての団結力が低下してきたと感じる担当者も増えてきました。また、DX化やグローバル化に伴い、企業はこれまで以上に迅速かつ柔軟な対応が求められるなど、時代は着実に変化しています。

    これらの問題を解決するためにも、チームパフォーマンスの向上やチームメンバーとの関係の強化を目的として、チームビルディングを行う企業は増えてきています。

    チームビルディングは「タックマンモデル」と呼ばれるモデルを活用して、5段階のステージに分類できます。


    形成期:
    チームが出来上がったばかりの初期の状態。メンバーについてそれぞれが理解しておらず、目標が明確に定まっていない。


    混乱期:
    メンバー同士で意見の衝突や対立が起こるような状態。混乱が生じやすいため、お互いに本音で話し合いながら歩み寄ることが重要。


    統一期:
    メンバー同士で考え方や価値観が一致するようになり、団結できている状態。役割分担や目標などが明確になってきている。


    機能期:
    お互いがサポートしながら万全の体制を構築しているような状態。5段階のプロセスにおいて一番団結力があり、徐々に成果が表れてくる。


    散会期:
    プロジェクトが終了し、チームが解散する状態。メンバー同士で健闘を称えたり、解散を惜しんでいたりすれば、チームビルディングは成功したといえる。

    これからチームビルディングを行うのであれば、自分たちがどのステージに属しているのかを把握し、次にクリアするべきステージがどれなのかを理解していくことが重要です。

    チームビルディング研修を実施するメリット

    チームビルディング研修を実施するメリットは以下の3つです。

    メリット(1)従業員同士の交流が深まる
    メリット(2)生産性の向上が期待できる
    メリット(3)帰属意識を高められる

    順番に解説します。

    メリット(1)従業員同士の交流が深まる

    チームビルディング研修では、運動会やワークショップなど、さまざまなテーマに応じて参加者全員が協力して取り組みます。

    協力していくうちに自然とコミュニケーションが図れるようになるので、従業員同士の交流が深まるはずです。

    メリット(2)生産性の向上が期待できる

    チームビルディング研修では、テーマに沿った目的を達成するために従業員一人ひとりのポテンシャルが引き出されます。

    引き出されたポテンシャルを業務に反映させることで、生産性の向上が期待できます。

    メリット(3)帰属意識を高められる

    チームビルディング研修は、プログラムを実施する前に企業理念やビジョンなどを参加者全員と共有します。

    その結果、帰属意識が高まり、従業員一人ひとりのモチベーション向上につながるのです。

    チームビルディング研修の実施形式

    チームビルディング研修の実施形式はさまざまな種類がありますが、ここでは4つを取り上げます。

    実施形式(1)アクティビティ形式
    実施形式(2)ゲーム形式
    実施形式(3)座学形式
    実施形式(4)合宿形式

    それぞれの特徴について解説します。

    実施形式(1)アクティビティ形式

    身体を動かすチームビルディング研修です。運動会を例に挙げると、リレーや綱引き・玉入れなどが該当します。

    アクティビティ形式は、他のチームに勝ったり目標を達成したりするために試行錯誤する部分が仕事と非常に似ています。


    身体を動かすことでストレスの発散や運動不足を解消させることが可能です。しかし、運動するのが苦手な従業員もいるはずなので、注意しましょう。

    実施形式(2)ゲーム形式

    ボードゲームや脱出ゲームといったさまざまなゲームを行うチームビルディング研修です。ゲームによって内容が大きく異なるので、常に新鮮な気持ちで参加できます。


    また、ゲームということもあり、他の形式よりも参加するハードルが低いのもメリットです。しかし、あくまでもチームビルディング研修であることを忘れないようにするための工夫も必要です。

    実施形式(3)座学形式

    名前の通り座学で学ぶチームビルディング研修です。チームビルディングにおける基礎知識や仕事で必要なスキルなどについて学びます。


    座学といっても、ロープレや実演なども行うので、体系的に学習することが可能です。ただし、座学形式は参加者が受け身の状態になりやすいので、アウトプットする場所を提供してあげましょう。

    実施形式(4)合宿形式

    同じ場所で寝食をともにするチームビルディング研修です。合宿形式を実施することによって、参加者同士で密度の濃い時間を過ごせます。

    普段の職場では見ることのできないプライベートな一面をお互いにさらけ出すことで、一気に信頼関係を深められるのがメリットです。

    ただし、目的が曖昧な状態で実施してしまうと、効果があまり実感できずに終わるリスクがあるため、まずは目的を明確にしましょう。

    チームビルディング研修でおすすめしたい4つの手法

    チームビルディング研修でおすすめの手法は以下の4つです。

    手法(1)運動会
    手法(2)オンライン講座
    手法(3)社員旅行
    手法(4)ワークショップ

    順番に解説します。

    手法(1)運動会

    チームビルディング研修で運動会を実施する企業も少なくありません。運動会は、職場での立場や部署などの垣根を越えて従業員同士で交流を深められます。

    また、運動不足の解消やストレス発散にもつながります。綱引きやチーム対抗リレー・玉入れなど種目も豊富にあるので、誰でも気軽に参加しやすいのがメリットです。

    ただし、実施している途中で怪我をするリスクがあるので、準備運動は念入りに行いましょう。また、運動会を開催するにあたって入念な準備が必要となります。

    なお、運動会の準備は通常の業務の合間に並行して進める必要があります。リソースを確保するのが困難なら、イベント運営会社に依頼するのもおすすめです。

    手法(2)オンライン講座

    チームビルディングに関するオンライン講座を開催している企業もあります。ANAビジネスソリューション株式会社では、「チームで目標を共有し、ゴールを目指す」というANAグループでのコンセプトをもとに、チームビルディング研修を開催しています。

    当日はANAでキャビンアテンダントやグランドスタッフとして従事し、数多くのANA社員を育ててきた経験豊富な講師が研修を担当してくれます。

    研修概要は以下の通りです。

    講座情報

    対象者 チームワークを高めたいすべての業種の方(同業他社は除く)
    実施時間 10:00~17:00(休憩時間を含む)
    定員 公開講座:20名
    オンライン公開講座:30名
    受講料金 31,900円(税込)

    オンライン講座を受講することで、従業員一人ひとりがチームビルディングについて理解を深められます。

    ただし、オンラインですので実施している途中で通信エラーやトラブルが発生しないよう、通信環境をしっかり整えておきましょう。

    手法(3)社員旅行

    社員旅行もチームビルディング研修の手法としておすすめです。非日常な時間を普段から一緒に働いているメンバーと過ごすことで、これまで以上に信頼関係が深まります。

    また、これまで一度も話したことのないメンバーとも話せるので、新たな交流が生まれるきっかけになるはずです。

    社員旅行によって心身ともにリフレッシュできること間違いありません。しかし、部屋割りが上司と部下の組み合わせだったり、自分たちが希望した行き先でなかったりすると、本来の効果が実感できずに失敗に終わるリスクがあります。

    そのため、参加者たちが心の底から楽しいと思えるような社員旅行の計画を意識しましょう。

    手法(4)ワークショップ

    ワークショップを実施する企業も数多くあります。なお、ワークショップとは、参加者が主体となる体験型イベントのことです。

    乾麺のパスタやテープ・マシュマロなどを使用して最も高いタワーを作る「マシュマロ・チャレンジ」や、カフェのようなリラックスした空間でお互いに意見を交換しあう「ワールドカフェ」など、さまざまな種類のワークショップがあります。

    チームで協力しながら行うため、必然的にコミュニケーションが生まれやすく、楽しみながら取り組むことが可能です。

    ほとんどのワークショップでは最適な人数が設定されているので、参加人数に応じて内容を考えましょう。

    チームビルディング研修を成功させるために意識すべきポイント

    team-building_body01.jpg

    チームビルディング研修を成功させたいのであれば、以下にある3つのポイントを意識しましょう。

    ポイント(1)実施する目的を明確にする
    ポイント(2)事前準備をしっかり行う
    ポイント(3)実施したら必ず振り返る

    ひとつずつ解説します。

    ポイント(1)実施する目的を明確にする

    チームビルディング研修を成功させることで、従業員同士の交流が深まったり、生産性が向上したりするなど、さまざまなメリットが期待できます。

    しかし、チームビルディング研修を実施する目的が曖昧だと、参加率が低下したり上記のような効果が得られなかったりします。

    そのため、「なぜチームビルディング研修を実施する必要があるのか」目的を明確にしてから実施しましょう。

    ポイント(2)事前準備をしっかり行う

    チームビルディング研修を実施するにあたって、事前準備は非常に重要です。なぜなら、事前準備ができていないと当日にトラブルが頻発し、参加者のモチベーションが低下してしまう恐れもあるからです。

    特に運動会や社員旅行などは、事前準備によって成功するかどうかが決まるといっても過言ではありません。そのため、準備期間に十分なリソースを割きましょう。

    ポイント(3)実施したら必ず振り返る

    チームビルディング研修は、一回実施しただけで満足な結果が得られる可能性は低いでしょう。何度も実施することで、徐々に効果が期待できます。

    そのため、チームビルディング研修を実施したら必ず振り返りをして、定期的にPDCAを回しましょう。

    チームビルディング研修にはワーケーションもおすすめ

    /img/sample/dummy.jpg

    本記事では、チームビルディング研修を実施するメリットや実施形式・おすすめの手法などについて解説しました。チームビルディングを行うにあたって、チームビルディング研修は必要不可欠です。

    チームビルディング研修の形式や手法は豊富にあるので、本記事を参考に実施してみてください。なお、チームビルディング研修のひとつとして、ワーケーションもおすすめです。


    ワーケーションとは、リゾート地や観光地などで休暇を楽しみつつ仕事することを指します。ワーケーションを導入することで、生産性や企業イメージの向上などが期待できます。

    ワーケーションのことであれば、パーソルビジネスプロセスデザインにお任せください。
    パーソルビジネスプロセスデザインでは、企業向けのワーケーションサービス『&Office』を提供しており、合宿形式でのチームビルディング研修も実施することが可能です。


    &Officeを利用することで、その地方ならではの体験を通じて、採用力やチームビルディング・エンゲージメントの向上を図ることができます。

    コワーキングスペースやネット環境なども整っているので、現地でも快適に業務に取り組むことが可能です。

    プランニングから実施後のレポート作成までワンストップでサポートしますので、初めてワーケーションを行う場合でも安心です。

    まずはお気軽にご相談ください。

    pwdbanner-service-andoffice (3509)

    関連サービス

    &Office

    &Office

    チームビルディングを考える企業様にオフィスと体験を提供するワーケーションサービスを提供しています。

    このページをシェアする

    • Xシェアボタン
    • Facebookシェアボタン
    • Linkedinシェアボタン