アウトソーシングのよくある失敗事例③

アウトソーシングのよくある失敗事例③
 

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    「予想量」と「実情」の違い

    「業務量としては大体月間で10,000件程度、多いときだと15,000件ぐらい。少ないときで8,000件ぐらいですね~」

    業務開始から、1カ月目3,000件、2カ月目2,500件、3カ月目2,800件…。
    「大変申し訳ないのですが、当初お聞きしていた業務量より半分、いや1/3ぐらいの量しか来てないのですが…」

    そうなんです。
    お客さまの「予想量」は「希望の数量」だったのです。「こうなればいいな…」

    もちろん、希望も伝えていただかないと、その数量を処理する場合、処理しきれない…。
    なんてことになってしまいますので。

    しかし、希望のみを伺っただけで「実情」をお聞きすることをしなかった当社…。
    お客さまの体制からすると、当初1年間は3,000件ぐらいで推移し、その後に何かしらの策を講じることによって、数量が増えてくる構造だったのです。

    1件あたりの単価でのご請求のため、お客さまにはご迷惑はかからないのですが、当社アウトソーサーでは、その業務量をさばききれる体制、すなわち人員数、スペースの確保、資材の準備etc.を行わなければなりません。
    予想より1/3という処理量だと、体制の再構築を行わなければならず…。

    今回の事例は、お客さまの失敗ではなく、当社アウトソーサー側から見た失敗のケースでした。
    「聞く」ことがとても大事だという、素晴らしい勉強をさせていただきました。

    ※上記内容は当社の過去の経験に基づき、簡素化した内容となっております。
    また、特定のお客さまとのやりとりを記載した内容ではありません。ご了承ください。

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