BPO(business process outsourcing) - ビジネスプロセス・アウトソーシング
BPO以前の時代
当社が創業した1968年当時は、「アウトソーシング」というビジネススタイルはもちろんのこと、言葉さえもまだ世に出回っていない時代でした。事務の代行、業務の代行…こういった言葉が一般的で、当社の社名も「事務サービスセンター」。
自社では「人がいない」「設備がない」「ノウハウがない」「場所がない」といった理由から、外部で対応できる業者に任せる…というスタイルが主流であり、「ないから任せる」という要望が多くを占めておりました。
そういった要望が多かったため、必然的にそれらのサービスを提供する側の企業は、単体の要望に合わせたサービスを用意し、提供するのが普通でした。
SI、印刷、コンサルティング、事務代行、コールセンター、倉庫、人材派遣などなど。
やがてBPOが必要な時代へ
会計制度の変更や規制撤廃、グローバルスタンダードなど、企業が置かれた環境は時代とともに変化し、生き残るためには、今までの日本的経営から脱却を求められるようになりました。各企業は、社員をどう有効に活用するのか? 持たざる経営をいかに推進するのか? を考え実施しなければならない時代の到来です。
この環境の激化が、企業にとって、より戦略的にアウトソーシングを経営に導入するキッカケとなりました。
今までのように業務を単体で任せていたままでは、突発的に発生した業務では効果が出せても、戦略的なアウトソーシングを考えるには、もっと広い範囲でさまざまな業務に対応できるアウトソーサーが必要になります。
こうした背景から、今まで単体でサービスを提供していた企業は、これまでの単体でのサービスを軸にして、その前後、周辺の業務もサービスとして受けていく傾向が強くなってきました。
これが2013年現在まで続いている、いわゆるBPO業界の成り立ちです。
システム開発や運用保守だけでのセールスでは難しいため、そのシステムを利用して処理される業務までをまるごと受託する方が、お客さまにとっても負担が少なくなる…。
印刷だけでは受注が難しいため、印刷物が多く発生するであろう業務(資料請求発送処理や試験処理など)までをまるごと受託する方が…。
などといった理由から、単体でのサービス提供ではなく、複合・横断的なサービスを展開する企業が増えました。
お客さま(発注側)としても、そういった広範囲での業務を外部に任せることで、より少ない社員で経営することが可能となり、財務面だけではなく、事業の継続性、経営への集中が可能となるため、さらに外部化を進めていく傾向が強くなっています。
成長するBPO市場と、求められるクオリティー
このBPO市場規模は年々増加傾向にあり、バブル崩壊、デフレ期、リーマンショック以降でさえも、衰えることなく成長し続けています。(図1参照)
図1:国内ビジネスサービス市場 支出額予測:2012年~2017年
※2012年は実績値、2013年以降は予測値
出典: IDC Japanプレスリリース「国内BPOサービス/ビジネスコンサルティング市場予測を発表」(2013年5月14日)
企業経営の手段の1つにまで成長したBPO。
それ故に、BPO業者の選定基準は発注される企業様によって、以下のようにさまざまです。
- ノウハウ
- 同業界の実績
- 企業規模の大きさ
- 安さ
- セキュリティー
- 業務量ボリューム
- 短納期
- BCP対策
- パートナーシップの有無
BPOは昔のような単体でのサービス提供とは異なり、お客さまの一連の業務を請け負うサービスなので、長期にわたってのお付き合いが前提になるものです。
「長期間この企業と付き合えるのか」
という視点での検討も重要です。
ぜひ、当社に一声お声をおかけください。
お待ちしております。