200名ほどいた未受診者が0名に! “柔軟な対応”と“手厚いサポート”で、『かゆいところに手が届く』

ワタベウェディング株式会社

業種
ブライダル
導入部署・部門
グループ人事本部

課題・背景

国内外で挙式サービス事業を手掛けて成長してきたワタベウェディング株式会社様は、健康診断の予約実施に関して課題を感じていらっしゃいました。内製でやってはいたものの、予約やキャンセル、その後の再予約などの動きが追えなくなってしまっていたのです。その後、健康診断実施支援サービスを導入したものの、成果が出ずパーソルビジネスプロセスデザインへの切り替えを実施。その結果、分かりやすいシステムと手厚いサポートによって、未受診者を200名→0名へと減少させたのです。

Before

・健康診断の予約や、キャンセル後の再予約が追えない
・予約システムが煩雑で、従業員の負担になっていた
・年間で200名ほどの“未受診者”が出てしまっていた

After

・従業員の予約、受診状況が一目で分かるようになった
・システムが使いやすく、手軽に予約できるように
・リマインドも徹底することで、未受診者は0名に減少

目次

    導入前の課題

    健康診断の予約キャンセルを追えず、未受診者も減らない……

    ワタベウェディング様は、1953年に京都市で創業された「ワタベ衣裳店」を起源として、挙式サービス事業を手掛けながら成長してきました。現在は、グループ全体で国内外あわせて80拠点以上に展開されています。

    そんなワタベウェディング様では、健康診断の予約実施に伴って多くの課題を感じていらっしゃいました。実は以前から、健康診断の予約実施については“内製”で運営していたといいます。

    執行役員でグループ人事本部長の三ツ木様は次のように言います。

    三ツ木 様
    ワタベウェディング株式会社
    取締役 執行役員
    グループ人事本部長
    三ツ木 様

    「当時、私は担当していませんでしたが、おそらく“各事業部任せ”になっていたと思うんです。そうすると、各事業部によって健康診断に対する意識も異なりますし、どうしても業務優先になっていたところもあるのかなと」

    三ツ木様は続けてこう説明くださいました。

    「ブライダルの業態的に急なお客様の対応が入りやすいので、それに伴い健康診断の予約キャンセルが発生してしまいます。人事としても、なかなか日程変更を追い切れなくなってしまうし、追っていくにしても手間が掛かってしまうわけです」

    そうした業態の特性だけでなく、「そもそも従業員側が簡単にキャンセルをできて再申し込みができるようにすべき」という課題もあったと言います。忙しい中でも、手間なく能動的に申し込めるような方法を用意しなければならなかったのです。

    健康診断を受診してもらう、というのはそもそも「労働安全衛生法」で定められていることでもあります。それだけでなく、未受診の状態で何かが起きてしまうと「安全配慮義務違反」にも問われかねません。ただ、一般の従業員は「なかなかそこまでの意識はないと思う」と三ツ木様は話します。

    「これは一般的なことだと思いますが、持病でもない限り、どうしても健康診断への意識は薄くなりがちです。特に私たちワタベウェディングの場合は、比較的若い世代の社員が多いので、その傾向が強い。ですから、やはり“手軽に申し込みができる”っていうのは、大きな要素になるんです」

    そうした背景からワタベウェディング様は、ある会社の健康診断実施支援サービスを導入しました。しかし、その年度末には、200名ほどの未受診者が出てしまっていたようです。当時の社員数が600名ほどだったワタベウェディング様からすると、かなりの人数になっていたのです。

    そこでワタベウェディング様は、支援サービスを変更しようと、当時のテンプスタッフ・ライフサポート(現・パーソルビジネスプロセスデザイン)に連絡をくださったのでした。

    取り組み内容

    他社から切り替え! 使いやすく“受診率の向上”に期待

    すぐにお伺いして話をさせていただいたところ、パーソルビジネスプロセスデザインの健康診断実施支援サービスに切り替えることが決まりました。切り替えることになった要因について、三ツ木様は次のようにお話しされました。

    「基本的には『従業員にとって使いやすい』ことと『受診率の向上が期待できる』ということに期待して、依頼させていただきました。それは、当時の担当者も私も、ワタベウェディングの健康診断に関わる担当者全員が考えてきたことだと思っております」

    パーソルビジネスプロセスデザインのサービスでは、誰がいつ予約しているのかが分かるのはもちろん、キャンセルや再予約も分かりやすい仕組みになっています。また、未受診の方にも徹底した“リマインド”を実施することで、受診率を向上させることができるのです。

    さらに、コールセンターもご用意していますので、ワタベウェディング様に向けた専用の番号も設けている点についても大きな決め手になったのではないかと考えます。

    そうして、2016年よりパーソルビジネスプロセスデザインのサービスを活用するようになったワタベウェディング様。

    以前は健康診断結果の管理が上手くできていませんでしたが、データの入力等もすべてパーソルビジネスプロセスデザインが実施することで、本社で一元管理ができるようになり、従業員の個々の健康状態も把握できるようになりました。

    佐藤 様
    ワタベウェディング株式会社
    グループ人事部
    人財開発グループ
    佐藤 様

    実は、導入した後も他社への変更を検討したことがあったというワタベウェディング様。それでも結局はパーソルビジネスプロセスデザインから変更することが無かったわけですが、その理由についてグループ人事部の佐藤様が次のように説明くださいました。

    「他社に変更しなかった理由としては、やはり『使いやすさ』ですね。何を受診すべきなのかが一目で分かり、スムーズに対応できるところが魅力でしたので」

    他社のシステムだと、「予約画面にさまざまな情報があり過ぎて逆に分からなくなってしまった」と補足された佐藤様。忙しい合間を縫って予約をしてくれる従業員のためにも、シンプルで分かりやすいサービスである、というのが1番のポイントになったようでした。

    導入の効果

    “かゆいところに手が届く”手厚いサポートで、未受診者は「0名」に!

    他社から変更し2016年に導入されたパーソルビジネスプロセスデザインの健康診断実施支援サービス。また他社に変更されることもなく現在もお使いいただいている理由として、三ツ木様は次のように語ってくださいました。

    「今は“かゆいところに手が届くサービス”を使えているので、我々の業務負担もだいぶ減っているのかなという気がします。全体的に管理がしやすく、従業員自身の手間も掛からないシステムを使わせていただくことで、従業員の健康管理だけでなく会社としてのリスクヘッジとしても大きく寄与していると思います」

    『本人たちの手間も掛からないシステム』という点については、実際にシステムの使い方に関する問い合わせが1件もないため、人事部としても負担の軽減になっているようです。また、電話で実施しているサポートについて佐藤様は次のような感想を述べてくださいました。

    「弊社は若い世代が多いのですが、逆に長年勤務されていてパソコンやメールに不慣れな方もいます。そうした時に、基本的にはウェブで対応するけれども、電話でのサポートにもご対応いただいていますので、そういった点も安心できるところですね」

    その他のパーソルビジネスプロセスデザインの対応として、「ただ設定して終わりではない」ということを佐藤様が続けて語ってくださいました。「運用にあたって追加や変更のマスタ登録の対応が必要となりますが、本当に柔軟に対応していただいてるな、という印象がすごくあります」

    そして、導入から3年ほどが経過すると、システムの使いやすさだけでなく日頃の“リマインド”も功を奏してか、以前は200名ほどの未受診者が出てしまっていたところ、0名にまでなったようです。

    三ツ木 様、佐藤様

    パーソルビジネスプロセスデザインとしては、予約を調整するという単なる事務作業を行うのではなく、『お客様にいかに喜んでいただけるか』という“サービス”として捉えているため、『もっと良くするにはどうしたらいいか』と常に改善意識を持って業務に取り組んできました。

    そういった点について佐藤様は、「私たち自身もサービス業として『お客様のために』と考えながら邁進していますが、パーソルビジネスプロセスデザインの皆様もサポート面が本当に素敵だと感じております」とご満足いただいているようでした。

    他にも佐藤様からは、「担当の方と密にコミュニケーションができる点が良い」「健康診断の初回のマスタ登録も、シンプルに使えて楽に設定ができる」といった評価をいただきました。

    最後に三ツ木様に『何か改善すべき点はありますでしょうか?』とお伺いすると、「特に悩みがないんです。悩みがないのは1番いいことなんでしょうけど、導入事例記事としては面白くないですかね(笑)このままの受診率を続けられるといいかな、と思います」と笑顔を見せながら回答していただきました。

    お客様プロフィール

    ワタベウェディング株式会社

    国内64拠点・海外23拠点(2022年9月1日現在)のグローバルなネットワークを持ち、ブライダルサービスのサポート体制を整備しているワタベウェディング様。総合ブライダル企業としてグローバル・ネットワークを活かしながら、海外&国内挙式からハネムーンまでブライダルに関するあらゆるサービスを多角的に展開。世界中のお客様に対し「最高の満足、最高の感動をどう提供できるか」を常に考えながら、「日本のワタベウェディング」から「世界のワタベウェディング」へと、グローバルな視点と機動力で飛躍を続けていらっしゃいます。

    ワタベウェディング株式会社
    本社所在地 京都市上京区烏丸通丸太町上る春日町427-3
    設立1964年(昭和39年)10月3日
    代表者代表取締役 社長執行役員 谷 浩太郎
    従業員数581名 (2022年3月31日現在/単独)
    薛
    パーソルビジネスプロセスデザイン株式会社
    人事ソリューション本部
    ヘルスケアソリューション部

    担当者コメント

    健診支援サービスは、従業員の健康管理を大切にし、健康経営に対する意識が高い企業様のご利用が多くなっております。私たちは、お客様の健康経営の後方支援として、受診率向上だけでなく、サービスの使いやすさにこだわり、さらに、人事ご担当者の業務負担を軽減できることがないか、常に改善意識を持って業務に取り組んでおります。
    今回のインタビューを通して、改めて私たちの仕事の大事さを認識できました。今後もお客様のお悩みに寄り添い、より良いサービスをご提供できるように進化し続けてまいります。

    掲載内容は取材当時の情報です。

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